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知る事が出来てよかった。アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所の今 / 2018夏休みポーランド クラクフ旅行

  • 執筆者の写真: eye
    eye
  • 2018年10月26日
  • 読了時間: 4分

内容が重苦しいですが、ここに行くのが目的だったので

2回に分けて 書いていこうと思います

オシフィエンチム( Oświęcim ) という街には ナチス・ドイツによるホロコーストで

最大級の死者、150万人( と言われている ) が命を落とした

アウシュビッツ=ビルケナウ強制収容所があります

日本では 考える事も思い出す事も滅多にない生活をしていましたが

ヨーロッパでは 外を歩けば たくさんのモニュメントがあり

そのほとんどがナチスドイツによるユダヤ人迫害の犠牲者を悼むもの

1つの街に何個も戦争関連の博物館があったり

観光で そういった場所を見学する場合が多いですよね

私も、ドイツで外に出れば 何かしら戦争関連のモニュメントを目にする

それぐらい身近にあるものなので

こちらの方々は、思い出さない日は無いのかもしれません


アウシュビッツ強制収容所の見学は

ポーランドに行く 1番の目的でした

英語のツアーに参加し

30人ぐらいで 1グループとなり見学していきます

このゲートをくぐったらもう逃げる事は出来なかったんですよね. . .

ARBEIT MACHT FREI ( 働けば自由になれる )

ゲートに書いてある言葉は

収容者たちに希望を持たせる為の ウソの言葉でした


凄く静かに

皆 無表情のままガイドさんの説明を聞き

収容所内を 重い足取りで見学していきます



あちこちに張り巡らされている 高圧電流が流れていた鉄線

自ら触れて 自殺する人もいたそうです


どこまで建物が続いていたのだろう

あまりに広くて、どこをどう進んで見学してるのか全くわからない状態でした

ここのアウシュビッツ強制収容所は 第一 とされていて、

少し行ったところに 第二 の収容所があります ( そこはビルケナウと呼ばれている )

第一だけでも 多い時は2万人を収容、

やがて収容しきれなくなり1年半後に 東京ドーム37個分という広さの第二収容所が完成、

そこには9万人のユダヤ人が収容されたそうです



建物には番号が付いていて それぞれ色々な部屋がありました

当時の写真が展示してある部屋や、トイレ、洗面所、

寝室など



これは アウシュビッツに連れてこられたユダヤ人たちの写真

この後、親は子供と引き離され、男女も別々に

そして「労働者」「人体実験の検体」「価値なし」

と分けられ 主に女性 老人 子供はそのままガス室送りになったとのこと. . .



ガイドさんの説明を聞いてる中には

キッパを頭に乗せたユダヤの方もいました

今も尚 反ユダヤ思想を持った人が 多かれ少なかれいるのが現実、

多くのユダヤ人は

未だに終わらない差別に 本当に歯を食いしばって生活しているんだと思います. . .

( ↑ 今年の とあるニュースです )


ナチス・ドイツは 戦争が終わった後、

大量虐殺の証拠を隠滅するために ガス室や人体実験を行った建物を破壊したそうです

ですが 絶対に写真を撮ってはいけないと言われていた 虐殺の現場を収めた写真が

数枚発見され、その写真も 展示されていました


収容所に連れて来られたユダヤ人は全員坊主にされ

髪の毛は 寝具や衣服のワタとして使われたそう

カバンや食器、靴、眼鏡、義足なども全てはぎ取られ

その一部が 展示されていました



小さな子供の靴も. . .

あまり考えたく無いけど

この時代にユダヤ人として生まれ ここで暮らしていたら

私も 娘の運命もこうなっていた

まだ100年も経たない 1940 ー1945 の事. . .








ガス室で使用した [ チクロンB ] の缶

ガス室は計7つあったと言われ、32分で800人の処刑が可能だった とのこと

死体は焼却され

骨は砕いて 川に捨てていたそうです


こっそり撮られた焼却の写真と 砕かれた骨


ふと見た、窓の外の景色. . .

2重に張られた 高圧電流の流れていた鉄線

奥には高い塀 そして監視小屋

今日殺されるかもしれない運命

その恐怖は到底想像できないけれど

ほんの少しでも 収容されていた方々の目線で ここを見たい一心でした


 
 

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